三十路フリーターの気ままな日常

30歳を目前に控え、会社を解雇された男性の気ままな日常生活

今週末は船橋市長選〜漫才師と選挙活動は紙一重〜

こんばんは、金船です。

今週末には船橋で市長選があります。そのため、市内の各所で各候補者たちが熾烈な選挙活動を行なっています。

 

そんな中とある候補者の選挙カーが我が家のそばを通る際こんなことを言ってました。

「〇〇と申します。名前だけでも覚えてもらって、日曜日は投票所へお越しください。」

正しくは選挙カーの中の人が言っていました。選挙カーは喋りません。2017年現在は。

 

これを聞いてふと思いました。漫才師がつかみで言うあれに似ている。

「どうも〜〇〇というコンビの△△と◇◇と申します。名前だけでも覚えて帰ってください。」

 

非常に似ている。むしろ意識してやったのではないかと思うくらいです。しかし漫才師と市長候補ではその意味合いがだいぶ変わってくると思います。

 

まず漫才師の方ですが、これはお笑い芸人として売れるために言っているのだと思います。名前と顔が売れれば仕事が増えます。

ただこれは諸刃の剣的な見方もできます。なんせ名前と顔を覚えてもらった自分たちのネタが面白くなければ、ただただマイナスイメージでしかないですから。

「〇〇ってコンビのネタ見たけどつまらなかった。」

 

これでは人気も出ないし仕事も増えない。それならいっそ名前と顔も覚えてもらわない方がいい。何気なく普段聞いているあの台詞も、よくよく考えたらものすごく覚悟のいる言葉だったのではないかと思えてきます。漫才師の方々がそう思っているのかは分かりませんが。

 

一方市長選候補者の方。これは分かりやすいですね。

名前だけ覚えて投票所で名前を書いてもらえば自分に票が集まります。自分の政策などがどうであれ、名前さえ覚えてもらえば票が得られます。清々しいくらいに分かりやすい。

 

ただし名前だけを覚えたからといって、よし今名前覚えた人に投票しよう!となる人は控えめに言っても0人ではないかと。少なくとも普段投票に行かない人が、それをきっかけに投票に行くことはまずないでしょう。私も行きません。

 

そもそもあの選挙活動というのはどうにかならないものでしょうか。大きな音で市内を周り、とりあえず名前を連呼しては投票しろ投票しろと囃し立てます。はっきり言って迷惑です。夜中に大きな音でバイク乗り回してるのと大差ないと思ってます。

 

大きな音で住民たちの不満を集め回っている上に自分の名前まで覚えてもらおうとしている。漫才師よりもすごいことを言っていたのですね、今朝の候補者さん。

ちなみに名前は覚えてません、ごめんね。

 

さてこの選挙活動ですが、今の世の中ならもっと他にもやりようがあるのではないかと思います。選挙法などについて詳しく知らないので深いことは言えません。ただ選挙活動が従来通りのものである以上は、投票に行くのも従来通りの人間、当選するのも今までと大差ない候補者という状況が続くとい思います。いくら選挙権の取得年齢を下げようと。

 

むしろ何か選挙活動の部分から今までの常識を覆すような、若い人にも興味を持たれる活動や政策を行う候補者が現れてもいいのではないかと思います。

実際に各候補者のホームページを覗いてみましたが全く面白みがありませんでした。一人はホームページすら存在しませんでした。

 

若者の投票率を上げたいと言いつつも選挙活動自体は従来通りで、若者に合わせない。今回の市長選だけに止まらず、選挙の仕組みそのものを見直してもっと面白くなればいいのに。そう思った30歳という、若者と呼ぶにはいい歳のおじさん(フリーター)。

 

私は今回の市長選挙にも行きませんが、船橋市はとても住みやすくていい所です。私にとっては特に。競馬場も2つもありますし。二郎もありますし。ぜひ遊びに来て下さいなっしー。

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