三十路フリーターの気ままな日常

30歳を目前に控え、会社を解雇された男性の気ままな日常生活

サッカーから学ぶ『ピンチはチャンス』

『ピンチはチャンス』という言葉を皆さんも聞いたことがあると思います。

読んで字の如し、ピンチの時こそチャンスに変えろという意味ですが、改めてサッカーを例に挙げてこの言葉について考えてみました。

カウンター攻撃で『ピンチをチャンス』に

サッカーにおけるピンチとは、相手にゴールを許してしまいそうな時です。自陣の深いところまで相手の侵入を許し、一瞬の判断ミスで相手に点数を取られてしまう。サッカーにおいての1点は重みのあるものなのでまさにピンチです。

 

しかし、このピンチはチャンスに変えられます。攻めてきている相手のボールを奪い、一気に前線の味方へとパスを出す。相手の選手は点を取るために自分たちのゴール前に集まっているので、相手の守りの薄さを利用して一気に攻め込むのです。いわゆるカウンター攻撃というやつです。

 

この例では“相手に点数が取られるかもしれない”という『ピンチ』を、“相手の守りの薄さを利用して得点の機会につなげる”という『チャンス』に繋げているわけです。相手からしたら『チャンスがピンチに変わる』という逆転現象が起きてしまうのです。

得点されるというより大きなピンチを乗り越える

上の例では得点されそうな状況でカウンターを仕掛け、自らの得点のチャンスを招き寄せるという例でした。では実際に相手に得点されるという、より大きなピンチを迎えた時にはどうしたら良いでしょう。

 

先ほどはゲーム中の失点のピンチという一場面、いわば“ミクロな視点”での話でしたが、得点を許しそれをどう勝ちまで持っていくかというゲーム全体での“マクロな視点”での話になります。

 

サッカーの試合での得点直後の様子を見ると、大きな盛り上がりを見せ、選手たちもパフォーマンスなどで喜びをあらわにしています。そこには多かれ少なかれ“安心からくる油断”があるのです。

 

サッカーではゲーム開始直後と得点の直後の失点が多いと言われます。相手が得点した直後の、“安心からくる油断”という一瞬の隙をついて、自分たちの得点のチャンスを生み出すのです。

 

失点を許してしまっても直後にまた自分たちが得点を取り返すことで、同点に持ち込めます。得点直後に同点のゴールを許してしまえば、相手は歓喜から一転し、今度は“焦りや不安”に包まれます。

 

相手の“焦りや不安”からもまた隙が生まれるので、自分たちは失点後の得点という上昇ムードに乗ってまた追加点をあげればゲーム全体で見る『ピンチはチャンス』につながります。

『ピンチはチャンス』を『チャンスがピンチ』に変えないために

例を2つほど挙げてみましたが、『ピンチをチャンス』に変えるためにしたことは、相手チームの視点で見てみると『チャンスがピンチ』に変わっています。そうならないためにはどうしたら良いのでしょう。

 

1つ目の例で言えば自分たちの攻めからボールを奪われ、ピンチを招いています。これは自分たちがしっかりと得点のチャンスをものにして、ゴールを決めていれば生まれなかったであろうことです。つまり、チャンスはしっかりとつかむことが大事なのです。

 

2つ目の例では、しっかりとチャンスを掴んでいるにも関わらず、その後の不注意が原因でピンチを迎えてしまいました。不注意というのは“安心からくる油断”と“焦りや不安”です。1つのチャンスを掴んだことに安心して、その後に気を抜かないこと。もしも掴んだチャンスがフイになっても、必要以上に焦ったり不安な気持ちにならないようにしましょう。

人生においても『ピンチをチャンス』に変えていく

今回はサッカーを例に挙げて『ピンチはチャンス』という言葉について考えてみましたが、これは人生においても同じことが言えるのではないでしょうか。

 

もしも人生においてピンチだと感じることがあっても、落ち着いて対処すればそこからチャンスにつなげることができます。そうして得たチャンスはしっかりモノにしましょう。そしてチャンスを掴んだらそれに安心せずに次のチャンスへつなげる。もしも失敗したとしても必要以上に不安に思ったり焦ったりせずに、また次のチャンスを待ちましょう。

 

久しぶりにサッカーを見て思ったことを書いてみましたが、観戦中はただただ面白いですよね。観戦中はブツブツとやたら独り言の多くなる金船でした。